まさかのときに備えて

1 火災や救急救助

(1)近所に連絡する

大きな声で近所に火災の発生を伝える。 

(2)電話をかける

局番なしの119番または7-2119に電話をかける。

※携帯電話からの通報は、名寄消防署などを経由して中川消防支署に転送されますので、まず、最初に市町村名を告げてください。

(3)「火災」・「救急」の別を伝え、内容をはっきりと伝える。

  • 「火事です。
場所は、字○○、○○番○○号です。目印は、○○です。
私は○○(住所)の○○(氏名)です。電話番号は○○です。」
  • 「急病人(または救急事故)です。
場所は、字○○、○○番○○号です。目印は、○○です。
急病人の症状は○○です。
私は○○(住所)の○○(氏名)です。電話番号は○○です。」

(4)3分以内に火を消す

出火から3分以内が消火できる限界です。水や消火器だけで消そうとするのではなく、座布団で火をたたいたり、毛布で火をおおうなど手近な物を効果的に使います。 

(5)早く逃げる

  • 天井に燃え移ったときが避難の目安です。無理せずすばやく避難してください。
  • 避難するときは、お年寄りや子ども、病人を優先してください。
  • 服装や持ち物にこだわらず、早く逃げてください。
  • ちゅうちょは禁物です。炎の中は一気に走り抜けてください。
  • 煙の中を逃げるときは、姿勢を低くしてください。
  • いったん逃げ出したら、再び中には戻らないでください。
  • 逃げ遅れた人がいるときは、近くの消防隊にすぐに知らせてください。 

2 消火器の使い方

(1)安全ピンを引き抜きます。

最初に安全ピンを引き抜きます。 

(2)ホースをはずして火元に向けます。

  • 風上に回り、風上から消します。
  • 炎にはまともに正対しないでください。 

(3)レバーを握って噴射します。

燃え上がる炎や煙にまどわされずに燃えているものにノズルを向け、火の根元を掃くように左右に振ります。 

3 火元別初期消火の方法

(1)てんぷらなべ

水はかけないで、消火器がなければぬれタオルなどを手前からかけて空気をしゃ断します(鍋に合ったふたをすると効果的です)。 

(2)風呂

いきなり戸を開けると空気が補充されて火が強まることもあります。
ガスの元栓を閉め、徐々に戸を開けて一気に消火します。 

(3)石油ストーブ

真上から一気に水をかけて消火します。
石油が流れて燃え広がっていたら毛布などでおおってから水をかけます。

(4)電気製品

まずコードをコンセントから抜き、できればブレーカーも切って感電を防止してから、水をかけます。 

(5)衣服

床などに倒れ、転げ回って火を消します。
髪の毛は、化繊以外の衣類やタオルなどを頭からかぶります。

(6)カーテンなど

引きちぎるなどして、火元を天井から遠ざけて、水をかけるか足で踏んで消火します。 

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